先週の『ファイアパンチ』の引きが急展開だったので今週はどうなるのだろうとジャンプ+見てみたら、ファイアパンチ載ってなくて代わりに同作品の作者である藤本タツキ先生の特別読み切り『シカク』が載ってたのでその感想。数年前に発表された読み切りの再掲みたい。


共感力のないヒロインと不死のバンパイア

『シカク』の登場人物は主人公で殺し屋の「シカク」と、彼女に仕事を依頼するバンパイアの「ユゲル」の主に2人。
シカクは幼いころに蜘蛛を千切って遊び親にそれを咎められれば今度からはトンボとかを千切ればいいのねと言い放った共感する能力がない人間で、そのまんまで殺し屋『シカク』として成長する。
これがまた藤本キャラといいますか、頭のネジがぶっ飛んだキャラで自分のことを性的な見た男達に対してはその目玉をくり抜き、そのことをひどいなと言われれば「だって!エッチな目で見るのはいけない事でしょ?ひどくはないよ!」と本気でそう思っている他者の痛みが全く理解できない。
そんな彼女に殺しの依頼をした男は不死のバンパイアであるユゲル。ナイフで脳天貫こうが、ショットガンで頭吹き飛ばそうがたちどころに再生。彼は3500年という永すぎる生に飽き面白いことはやり尽くしたから退屈で死にたがっていた。そんな2人が互いをもとめあう一種のラブストーリーでした。
設定やキャラクターがぶっ飛んでるんですど一気に読ませる面白さがありました。

感想

藤本タツキ先生のエッセンスが凝縮されたような読み切りでした。ファイアパンチの一話読んだ時もすげえってなりましたが藤本先生は長編よりも短編の方が持ち味が発揮できるんじゃないでしょうか。ジャンプSQ編集部もいつか短編集だしたいとツイッターでコメントされてるが、これは是非とも藤本タツキ短編集出してほしいね。