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『グレイプニル』1巻感想。武田すん先生作で、ヤングマガジンサード連載作品。グレイプニルはヤングマガジンサードで行われている漫画賞「即連載杯」の受賞作(即連載杯はプロアマ問わずヤンマガサードで連載したい人なら応募可能な賞)。
武田先生の作品は『ハルとナツ』や『この世の果てで愛しましょう』などちょっとエッチなラブコメ作品で知られていますが、本作グレイプニルはダークでバイオレンスな雰囲気でこれまでとは異なる作風となっています。

「どうして僕は、こんな姿に変身してしまうのか――?」 “着ぐるみに変身する”という世にも厄介な特殊能力をもった少年・加賀谷修一。 その力に引き寄せられるように、謎の少女・青木クレアが現れる。 運命的に出会った二人に災厄が襲いかかるとき、彼らは一つに“合体”する!! 武田すんの最新作にして新境地! 着ぐるみ少年と危険な少女の「命がけのラブコメ」が幕を開ける!!

主人公の「加賀谷修一」は何故か着ぐるみの怪物に変身できる能力を持ち、火事場で死にかけていた少女「青木紅愛(クレア)」を善意から能力を使って助けたことから彼の秘密が彼女に知られてしまう。

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修一が変身したゆるキャラ系着ぐるみの怪物。壁を破壊するパワーと、学校の屋上から落ちても平気なタフさをもつ。表紙イラストの描かれているように中は空洞で人が入ることができるまさにキグルミ。

火事現場

怪物に変身できる能力を持ちながらも、ひっそりと普通の生活を営む主人公だったが、火事の現場で死にかけていた女子高生・クレアを助けたことから生活は一変してしまう。このヒロインのクレアがかなり激しい性格のキャラで、修一は常に彼女に振り回されます。
屋上から蹴り落とされるわ、変身する瞬間を携帯で撮影されてしまって脅迫されるなど命を助けたというのに散々な目に。

クレアの姉

クレアには姉がおり、その姉が修一のように怪物化する人間であった。両親を殺害した後、クレアに謎のコインを渡して失踪。
怪物化する人間は、変な自動販売機がある廃墟にこのコインを集める謎の人物により集めた代償として力を授けられたもよう。そのためコインを集める「収集者」たちがそれを奪おうと襲い掛かってくるバトル展開。

誰が相手でも負けない

修一は人が好く、他人を傷つけることを恐れるような少年。対してクレアは相手を殺めることも全く躊躇わない人間。彼の中に彼女が入ることで「誰が相手でも負けはしない」怪物となる。このヒロインと主人公が二人で一つになって戦うのが斬新だった。

クレア着替え

武田作品らしいちょっとエッチなシーンも多めで、やたらにヒロインが服を脱ぎだしたり、しょっぱなの首を締めるシーンなんかはいきなりパンチラから話がスタートしてますし。
コインを巡るバトル展開と危険で過激なクレアとの関係を描く本作。クレアの姉の行方や修一が能力に目覚めた原因となる人物と思われる女性の存在など気になる謎も多く、また修一とクレアの関係がどのように変化していくのかも気になるところ。