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『魔法少女特殊戦あすか』1巻感想。原作・深見真先生、作画に刻夜セイゴ先生にコンビによる魔法少女ものでビッグガンガンコミックス刊。
本作は女児向けのキラキラした可愛らしい魔法少女とは違い、魔法少女まどか☆マギカ的な鬱展開のあるハードなストーリーにミリタリー要素が加わった作品。

謎の生物・地冥界(ディスアス)の侵攻によって危機に瀕していた人類は、不思議な魔法の力を得た魔法少女達の活躍によって救われた…。そして3年後、それぞれの生活に戻った彼女達に、その日常を切り裂く新たな事件が勃発!! 人類の救世主となり“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”と呼ばれた魔法少女の一人、大鳥居(おおとりい)あすかは運命に翻弄されながらも懸命に現在(いま)を生きようとしていた…。

出現した地冥界(ディスアス)と戦う魔法少女。冒頭からクライマックスで敵のラスボスとの最終決戦から始まる。そしてラスボスを倒し3年の刻が経過。主人公の大鳥居あすか(魔法少女ラプチャー☆あすか)は激しい戦いの果てに傷つきPTSDになる。

PTSD

街にいた気ぐるみもディスアスの魔物に見えるほどに。やっかいなことにこの魔物たちはマスコットキャラクターのような可愛らしい容姿なのである。あすかの両親はディスアスに人質に取られ、「ちょっとずつ」あすかのもとに返されるというショッキングな事が起こり「どんな手を手を使ってでもお前らを皆殺しにする」と幼い少女の見せる表情とは思えない形相で決意する。

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魔法少女が敵の親玉を倒しても別に世界は平和になったりしなかった
あすかは魔法少女を引退を決定するも、ディスアスを倒しても世の中には国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争と争いが絶えることがないのが現実。力を手にしたものはそこからは逃げようとしても決して逃れらない運命なのかと突きつけられる彼女を思うと非常にやるせない。

ウォーナース☆くるみ

ウォーナース☆くるみ
対テロの特戦群で戦う魔法少女の夢源くるみ。ナース風の魔法少女コスチュームで巨大な注射器で戦う。回復能力に特化した魔法少女で前衛で戦うよりも仲間をサポートするタイプ。

ジャストコーズ☆ミア

ジャストコーズ☆ミア
米軍統合特殊作戦コマンド所属のミア・サイラス。銃器の弾丸を魔力による「貫通性の負荷」で敵を吹っ飛ばす。

エグいシーンと少女たちが置かれている世界の苛酷さはちょっときつかったが女の子の可愛さとハードなアクションで楽しめた。まだ1巻の段階では敵の正体は明らかになっていないのと、伝説の五人(マジカル・ファイブ)の残り2人がまだ出てきていないので次も楽しめそう。しかし、あすかの望んでいる穏やかな日常は彼女にはもう訪れないと思うとやるせなくなるんだよな。ただ悲観にくれているだけの弱い存在でもないけど。