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コミック版『少女不十分』1巻の感想。物語シリーズなどで人気の西尾維新先生の同名小説を、『さんかれあ』のはっとりみつる先生がコミカライズしたヤングマガジン連載作品。女子小学生に監禁されてしまう大学生の出来事を描いた「奇妙な少女との1週間に及ぶ監禁生活」。

西尾作品をほとんど読んだことがないので原作小説のイメージは全くない。少女不十分の原作本が出た頃に「この本を書くのに、10年かかった。」とネットで宣伝されてたくらいの印象しかない。アニメの『物語シリーズ』と『めだかボックス』をいくらか見たことはあるのでそのイメージからだと、西尾作品は言葉遊びやテンポの良い会話が魅力でそこが面白いという印象を持っている。しかし、この少女不十分はほとんど会話のシーンがなく「僕」の独白で進む。登場人物も「U」と「僕」のほぼ2人と少なく、めだかボックスや物語シリーズのような作品を賑やかす多彩なキャラクターも出てこない。表紙イラストからも感じられるように暗い話です。

これは物語ではない。事件であり出来事だ。小説家の主人公は10年前、小学4年生の少女に拉致監禁される。作家志望の平凡な大学生が過ごす奇妙な少女との1週間に及ぶ監禁生活の行方は――。西尾維新の異色文学作品を、「さんかれあ」のはっとりみつるが奇跡のコミカライズ!!

ある日自転車で移動していた主人公の僕が、小学生の少女がトラックにはねられてしまう現場に出くわす。はねられてしまった少女と一緒にいたJSが泣きながら、無残な姿に変わり果ててしまった友達に駆け寄るのだが、その直前に少女は手にしていたゲーム機をセーブしてから行動していた。信じられない瞬間を見てしまった主人公だが、気持ち悪さを感じながらもその場を後にする。

交通事故を目撃した数日後、自転車で走っていたら転倒してしまう。起き上がり自転車を起こそうとしたら、後輪にリコーダーが突っ込まれていた。リコーダーには4年1組と書かれており、あの日みた少女のリコーダーも4年1組とあったなあと思い出しながらも偶然だろうと自分に言い聞かし自宅に帰宅する。しかし鍵を紛失していた事に帰ってから気づく。
さあこれから小説書こうかと、机に向かったところ足に痛みが走る。何かが刺さったのかと足元を見たらそこには事故現場にいた少女がいた。彼女は刃物を突きつけながら「U・Uです」と名を名乗り僕を拉致監禁し、そこから少女と小説家志望の大学生との一週間に渡る監禁生活が始まる。

ゲームをセーブ

友達がトラックにひかれてしまう衝撃的な瞬間にもかかわらず、ゲームを終わらせてから動いた姿を目撃し、彼女の異常性を感じる主人公。

刺される

机の下からUが現れるシーンがかなり怖かった。Uは彼女が事故現場でしたことを彼に見られていたことに気付いて、彼の部屋で待ち伏せしていたわけで。この後「U・Uです」と名乗り、刃物を突きつけどこかに連れて行かれる。

監禁

連れて行かれたのは彼女の家。この家の物置に閉じ込められる。いい家に住んでるんですが、監禁から一日たっても彼女の両親は帰ってきた様子もなく。

こうするしかない

彼女が大学生を監禁に至った理由は本当の自分を見られたから。挨拶に対しても異様なこだわりを持っている。
監禁生活を大学生が振り返ったような始まりや監禁生活一週間とあるように終わりがあるんですが、どのような結末になるのか全然読めない。

まだちょっとしか見てないですがコミックナタリーではっとりみつる×西尾維新「少女不十分」特集もコミック発売に合わせてされてるみたいです。こちらでコミカライズされた理由とか語られてる。