『渡くんの××が崩壊寸前』1巻感想。『ラーメン大好き小泉さん』の鳴見なる先生の新作。KADOKAWAの漫画誌ヤングエース連載から、講談社の月刊ヤングマガジンに移籍されたことからコミック1巻も再度、講談社から発売に(一部仕様が異なるそうです)。
シスコンの高校生・渡直人が、昔ひどいことをされた思い出がある幼馴染みの紗月に再会したことで平穏な日常が崩壊していくラブコメディー。まあラブコメではあるんですがコメディー要素が薄めで、ヒロインのキャラクターなどちょっとダークな雰囲気があります。

あらすじ

両親が他界したことから住んでいた信州を離れ親戚たちのもとを転々としている兄妹、渡直人(16歳高2)と渡鈴白(10歳小4)の二人は一ヶ月前から東京郊外に住む叔母さんの家で暮らし始める。
主人公の渡くんはそういう境遇もあり、彼の日常は常に妹中心に。彼女のために部活もバイトもやらずに学校から帰ったら妹の世話をする日々。
そんな彼の前に六年前に彼の畑をめちゃくちゃにした女の子で彼の幼馴染である館花紗月が現れたことから、彼の平穏な日常が崩れていく。

重度のシスコン

渡くんの日常は妹中心。お兄ちゃん大好きっ子な妹・鈴白がずっと一緒にいたいからと部活には入らないで、バイトもしないでくれと言わればその通りに。しかし妹が隠していたあることでショックを受け、彼女が自立し必要とされなくなってしまったら自分はどうなるのだろうと不安な気持ちになる。

妹

妹ちゃん。お風呂に入るのも兄妹一緒。兄への依存がかなり強く身の周りの世話や遊びの相手など兄を拘束。女の子と仲良くするのも嫌う。

館花紗月

渡くんと6年前仲良くしていた娘で、当時は渡くんはさつきが好きで紗月も自分の事が好きなんじゃないかと思うほどに仲が良かった。しかし、ある日突然に彼女に畑が荒らされてしまい裏切られてしまう。

それから6年後、紗月と再会するが彼のことを後ろから追い「直くん、直くん、直くん、直くん、直くん」と彼が反応するまで呼び続けるとちょっと怖い雰囲気になっていた。その後も突然キスしてきたりと彼女の奇行は続きます。
彼女は何か渡くんに隠していることがあるのか、畑を荒らしたことを謝りながらも何故そんなことをしたのかという彼の疑問には答えようとはしない。

直くん

後ろからついてきて「直くん、直くん、直くん、直くん、直くん」と何度も名前連呼は怖かった。完全にストーカーにつきまとわれた図の様に。

突然キス

突然のキス。畑荒らしの件といい、何を考えているかわからずヤンデレっぽい感じ。

叔母・多摩代さん

兄妹を引き取った渡くんの父親の妹、つまり叔母さんですが彼女も内に秘めたものがあるらしく。兄のことを大嫌いと言いつつも昔2人で写った写真を大事にとっていたり、言葉とは裏腹に本当は好きだったんじゃない?と思わせる節が。渡くんの父親と幼い頃の多摩代さんの関係は今の渡くんと鈴白と同じような感じと推測され今の兄妹の未来ともとれる。
渡くんに対しても紗月とのキスシーンを目撃した時の反応は強い嫌悪感があったので、彼女は兄への思いを彼に重ねているんじゃないかと。

畑荒らし

紗月によって畑が荒らされるまでは渡くんにとって一番幸せな刻だった。何故あんなことをしたのか彼女なりの理由があるようなのだが渡くんが詰め寄っても上手くはぐらかして答えようとはしない。
渡くんは叔母さんの家で再び畑作りに取り組みますが、過去のことから紗月を警戒します。が、何故か鈴白は彼女を畑作りの手伝うことを許し彼女とは仲良くしてもいいと言います。鈴白は彼女が畑を荒らした理由に心当たりがあるのかもしれず、さらに何か隠しているようで。

幸せだったころ

幼少の頃は凄く仲が良かった。それだけに彼が受けたショックは大きかった。紗月も今とは違い素直そうな感じで可愛らしい。

畑荒らし

ある日突然 紗月は家の畑をメチャクチャにした。この畑荒らし事件がこのマンガのキーですね。ちょっとしたサスペンスでミステリー。こんな事があったのに再び彼に近づいてくるのはなんなんでしょうかね。これがあるから彼女が何かしてくるんのではないか?と不安がよぎってハラハラする。

まとめ

赤面

石原紫さんが可愛い。紗月がヤンデレっぽいのでハラハラする分、学校のマドンナで包み込むような彼女の優しさが癒される。渡くんがシスコンと知ってもドン引きせず「私 妹さんのこと大事にしてる渡くんが好きだから」と優しい。
紗月に胸をわしづかみされるシーンでの赤面がとっても可愛いかった。ちなみにかなりの巨乳。

タイトルが『渡くんの××が崩壊寸前』なので、彼の何かが徐々に崩壊していくのではないかと思うとちょっと怖い。次から急展開していきそうな雰囲気で終わってたので彼がこれからどうなるか心配。